shunt
(shu2nt) [音声]
［M.E. shunten, to flinch］．1 #v.$う回する，バイパスする，そらす．2 #n.$シャント，短絡，吻合〔術〕，バイパス形成（瘻孔形成または器械装置により，体液を含む他のシステムへの体液のバイパスまたはう回．この名称は一般に起点と終点を含む．例えば，動静脈，脾腎，脳室大槽．→bypass）．
arteriovenous shunt (A-V shunt)
動静脈シャント（毛細血管網を通らず，直接に動脈から静脈へ血液を流す）．
Blalock shunt
ブラロック（ブレロック）短絡（鎖骨下動脈‐肺動脈短絡で，肺血流量の低下したチアノーゼ性心疾患の肺循環血流を増加させる）．
Blalock-Taussig shunt
ブラロック（ブレロック）‐タウシグ（タウシッヒ，タウジヒ）短絡〔術〕（鎖骨下動脈から肺動脈への姑息的な吻合）．
cavopulmonary shunt
＝cavopulmonary anastomosis．
Denver shunt
デンバーシャント（腹水のある患者に腹腔と圧の低い上大静脈とを連結する皮下に留置する管（チューブ）．このシャントは一方向弁だけでなく流れを促進するための手で圧迫することのできる部分が備えられている）．
dialysis shunt
透析用シャント（手または足の動脈と静脈を接続する動静脈シャント）．
Dickens shunt
ディッケンズ短絡．＝pentose phosphate pathway．
distal splenorenal shunt
遠位脾静脈腎静脈吻合（門脈圧亢進をコントロールするための脾静脈の左腎静脈への吻合．通常，端側吻合が行われる）．＝renal-splenic venous shunt; Warren shunt
Glenn shunt
＝cavopulmonary anastomosis．
H shunt
Hシャント（結合導管を利用した近接血管間の側々吻合．このシャントは，最も一般的には門脈圧亢進症の患者で上腸間膜静脈と下大静脈との間に造設される）．＝H graft．
hexose monophosphate shunt
＝pentose phosphate pathway．
jejunoileal shunt
空腸回腸短絡．＝jejunoileal bypass．
left-to-right shunt
左右短絡（中隔欠損を通っているような左心から右心への血流の分流，または開存した動脈管を通るような体系循環から肺循環への血液の分流）．
LeVeen shunt
レヴィーンシャント（頚静脈を経て上大静脈へ腹水を運ぶのに用いる一方向弁を有する管で，皮下に設ける）．
mesocaval shunt
腸間膜静脈下大静脈吻合〔術〕，腸間膜静脈下大静脈シャント〔術〕（㈰上腸間膜静脈の側面と離断された下大静脈の近位端とを吻合する．門脈圧亢進症のコントロールに用いる．㈪下大静脈と上腸間膜静脈とをH形に合成血管または自家静脈を用いて吻合する）．
pentose monophosphate shunt
ペントース一リン酸経路．＝pentose phosphate pathway．
peritoneovenous shunt
腹腔静脈シャント〔術〕（通常はカテーテルを用いて行う腹腔と胸腔内中枢静脈系との間のシャント）．
pleuroperitoneal shunt
胸腔腹腔シャント（胸水を腹腔peritoneal cavityに送り込み，そこで吸収させる目的で，外科的に埋め込まれたカテーテル．主として悪性胸水の治療に使用する）．
pleurovenous shunt
胸腔静脈シャント（胸水を静脈系に送り込むために，外科的に埋め込まれたカテーテル．ほとんど使用されることはないが，主として悪性胸水の治療に用いられる）．
portacaval shunt
門脈大静脈シャント，門脈大静脈吻合〔術〕（㈰門脈と全身静脈間の手術的吻合．㈪門脈と大静脈間の手術的吻合．!Eck fistula）．
portasystemic shunt
門脈系シャント（門脈系と静脈系のどこかとのシャント．門脈‐下大静脈，腸間膜静脈‐下大静脈，脾静脈‐腎静脈，あるいは自発的（特発的）に生じたシャントが含まれる）．
proximal splenorenal shunt
〔近位〕脾静脈腎静脈吻合（門脈圧亢進症で門脈圧の減圧を意図して脾静脈の中枢側断端を左腎静脈に端側吻合する手術．これは中心性あるいは完全な臓器静脈のシャントと考えられる．&一般には脾静脈と腎静脈を端側吻合するのはdistal splenorenal shunt.proximalの場合は手術術式としては脾摘除術を同時に行う必要がある）．
Rapoport-Luebering shunt
ラポポート‐リューベリングシャント（ヒト赤血球に特徴的な解糖系の一部．2,3-ビスホスホグリセレート（2,3-P2Gri）が1,3-P2Griから3-ホスホグリセレートへの代謝の中間産物としてつくられる．2,3-P2Griはヘモグロビンの酸素親和性の調節物質として重要である）．
renal-splenic venous shunt
腎静脈脾静脈吻合．＝distal splenorenal shunt
reversed shunt
逆短絡，逆シャント（以前，左右シャントだったものが右左シャントに変化すること．まれに逆方向のことも起こる）．
right-to-left shunt
右左シャント（中隔欠損などがある場合の右心から左心への血液の流れ，または開存した動脈管を通るような肺動脈から大動脈への流れをいう．このような血液の短絡は，進行した肺動脈弁狭窄にみられるように，右心圧が左心圧より高くなったとき，または，Eisenmenger症候群または三尖弁閉鎖症にみられるように肺動脈圧が大動脈圧以上になったときのみ起こる）．
Scribner shunt
スクリブナーシャント（動脈，通常は橈骨動脈と橈側皮静脈とを短い体外カテーテルを用いて連結すること）．
Torkildsen shunt
トルキルドセン吻合（脳室大槽吻合．!shunt (2)）．
tracheoesophageal shunt
気管食道シャント（!tracheoesophageal puncture）．
transjugular intrahepatic portosystemic shunt (TIPS)
経頚静脈性肝内門脈体循環短絡術（門脈圧亢進症を軽減するために行われるインターベンショナルラジオロジー的処置）．
Warburg-Dickens-Horecker shunt
ヴァルブルク‐ディッケンズ‐ホーレッカー経路．＝pentose phosphate pathway．
Warburg-Lipmann-Dickens-Horecker shunt
ヴァルブルク‐リップマン‐ディッケンズ‐ホーレッカー短絡．＝pentose-phosphate pathway．
Warren shunt
ウォレンシャント〔術〕．＝distal splenorenal shunt
Waterston shunt
ウォーターストンシャント〔術〕（肺循環血液量減少を伴うチアノーゼ性疾患において，肺循環血液量を増やすために，上行大動脈と近傍の右肺動脈との間に小さな（約3mm）開口部をつくること）．
ステッドマン医学大辞典 改訂第５版

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Note added at 16 hrs (2011-11-03 13:55:22 GMT)
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construction of artificial anus(n)
人工肛門造設[術]【診療】
surgical construction of anastomosis(n)
吻合[術]の外科的形成【診療】〔SNOMED-P1450〕
→《上位Ｓ》plastic repair
→《部分Ｓ》microvascular a…
surgical construction of arteriovenous shunt(n)
動静脈短絡の外科的形成【診療】〔SNOMED-P1451〕
surgical construction of filtration bleb(n)
濾過小疱の外科的形成【診療】〔SNOMED-P1454〕
→《部分Ｓ》surgical constr…
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嚢の外科的形成【診療】〔SNOMED-P1454〕
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短絡形成の外科的形成【診療】〔SNOMED-P1451〕
→《上位Ｓ》surgical constr…
surgical construction of stoma(n)
小孔の外科的形成【診療】〔SNOMED-P1452〕
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surgical construction of window(n)
窓の外科的形成【診療】〔SNOMED-P1453〕
和英医学用語大辞典、日外アソシエーツ