結果から言うと、P. panamensis　は感染動物のことではなく、起因原虫　L.panamensis　を媒介するサシチョウバエ（フレボトムス或いはPhlebotomus）の学名だと思います。下のサイトに説明が載っています。二番目のサイトは植物関係ですが、ラテン語の学名のつけ方は生物も同じだと思います。サシチョウバエにもいくつか種類があり、P（for phlebotomus）がつくものもあれば、Lu(for Lutzomyia)がつくものもあります。学名＝属名＋種小名

以下は、最初のサイトからの引用です。
＞＞＞＞媒介者：サシチョウ蝿(phlebotomes) は大きさ２−３mmの毛羽立った小さな体の昆虫で、熱帯では年中見られるか、地中海地域や亜熱帯では温暖な季節にしか現われない。幼虫は日向で育ち（特に洞穴や岩壁の洞窟）、成虫は日中（洞穴、白蟻の巣、家屋といった）日陰に住まい、夜間外に飛び出して、風が微弱で湿度が高くなると特に活発に飛び回わる。雌だけが吸血し、刺されると痛い。
　　 Phlebotominae亜族は旧世界では Phlebotomus種（例えば地中海沿岸では P.papatasi, P.ariasi, P.perniciosus、インドではP.argentipes, P.salehi、チリでは P.chinensis、アフリカではP.duboscqi, P.martinii等々）、新世界では Lutzomyia種（例えばブラジルではLu.wellcomei、仏領ギアナでは Lu.umbratilis、南米ではLu.carrerai, Lu.longipalpis）が主体である。